第3章 発掘調査の概要
第7節 48 号墓
EL=99.000m
EL=98.000m
EL=99.000m
EL=98.000m
第17図 47号墓 遺構図
0 S=1/50 2m
X=26712.000 Y=23185.000
X=26712.000
Y=23189.000
X=26706.000 Y=23185.000
AA’ AA’
B B’
B B’
第 18 図 47 号墓 出土遺物(1)
MK13 前原 № 015
MK13 前原 № 035
MK13 前原 № 028
S=1/1 2cm 0
MK13 前原 № 027
S=1/2 5cm 0
1
3
2
4
MK13 前原 № 025
MK13 前原 № 034 MK13 前原 № 023 MK13 前原 № 024
MK13 前原 № 026
S=1/1 2cm 0
MK13 前原 № 016
S=1/2 5cm 0
1
3
6
7
4 5
2
S=1/3 10cm
0
第 20 図 47 号墓 出土遺物(3)
MK13 前原 № 021
MK13 前原 № 032
MK13 前原 № 019
MK13 前原 № 022
MK13 前原 № 036
S=1/2 5cm 0
1
3
5
4
6 2
− 40 −
MK13 前原 № 018
MK13 前原 № 030
MK13 前原 № 017
MK13 前原 № 031
S=1/2 5cm 0
S=1/3 10cm
0
1
3
5
2
4
第15表 47号墓 出土陶磁器観察一覧表(1)
図番号 出土地点 器形 残存部位 口径 器高 底径 施釉 釉色・色調 貫入 文様等 備考
第18 図1
墓室 碗 ほぼ完形 13.2 5.9 4.8
コバルトでの型絵染 付後、全体に透明釉 を掛ける。見込に目 痕。畳付は露胎。
全面:青みが かった白色 文様:コバルト の鮮やかな発 色
なし
外面は点描でひし形 の窓を作り、中に花 文。内面は口縁部に 点描で逆三角形を配 する。見込には花文。
スンカンマカイ/砥部 産/大正~昭和/底 部に印なし
第18 図2
墓室 碗 完形 13.1 6.0 4.2
コバルトでの型絵染 付後、全体に透明釉 を掛ける。見込には 目痕。畳付は露胎。
全体:青みが かった白色 文様:鮮やかな 色調のコバルト
なし
外面は点描でひし形 の窓を作り、中に花 文。内面は口縁部に 点描で逆三角形を配 する。見込には花文。
スンカンマカイ/砥部 産/大正~昭和/底 部に印なし
第18 図3
墓室 碗 完形 13.1 5.8 4.3
コバルトでの型絵染 付後、全体に透明釉 を掛ける。畳付は露 胎。
全体:青みが かった白色 文様:鮮やかな 色調のコバルト
なし
外面は点描でひし形 の窓を作り、中に花 文。内面は口縁部に 点描で逆三角形を配 する。見込には花文。
スンカンマカイ/砥部 産/大正~昭和/底 部に印なし
第18 図4
墓室 碗 完形 12.5 6.2 4.5
コバルトでの型絵染 付後、全体に透明釉 を掛ける。畳付は露 胎。
全体:青みが かった白色 文様:鮮やかな 色調のコバルト
なし
外面は点描でひし形 の窓を作り、中に花 文。内面は口縁部に 点描で逆三角形を配 する。見込には松竹 梅文。
スンカンマカイ/砥部 産/大正~昭和/底 部に印あり
第19 図1
墓室 碗 ほぼ完形 11.4 5.7 4.5
全体に透明釉を施 文。畳付は露胎。
全体:茶色 なし なし
美濃産。底部に「岐 240」の統制番号を 押印。
第19 図2
墓室 碗 ほぼ完形 11.3 5.8 4.5
全体に透明釉を施 文。畳付は露胎。
全体:茶色 なし なし
美濃産。底部に「岐 90」の統制番号を押 印。
第19 図3
墓室 碗 完形 8.3 4.6 3.2
全体に透明釉を施 釉。畳付は露胎。
全体:白色 文様:緑色
なし
外面の口縁部直下に 二条の圏線。
美濃産。底部に「岐 425」の統制番号を 呉須で押印。国民食 器。
第19 図4
墓室 碗 完形 7.8 4.6 3.2
全体に透明釉を施 釉。畳付は露胎。
全体:白色 文様:緑色
なし
外面の口縁部直下に 二条の圏線。
美濃産。底部に「岐 286」の統制番号を 押印。国民食器。
第19 図5
墓室 碗 完形 8.0 4.6 2.8
全体に透明釉を施 釉。畳付は露胎。
全体:薄い緑色 文様:青色
なし
外面の口縁直下に一 条、胴部中央に三条、
高台に二条の圏線。
胴部に濃淡でかき分 けた2色の青色で輪 文を転写で描く。
美濃産。底部に「岐 406」の統制番号を 押印。
第19 図6
墓室 小杯 完形 5.4 2.9 2.2
全面に透明釉を施 釉。口縁部に緑と桃 色の釉薬。畳付は露 胎。
全体:白色 なし なし
鋳込み成形にて底 部高台が桜の形を 呈する。外面の胴下 部に桜の花弁を5枚 配する。
急須
(蓋)
完形 8.7 3.1 -急須
(身)
完形 9.2 11.0 8.1 第19
図7
コバルトでの絵染付 後、全体に透明釉を 掛ける。底部および 内面は露胎。
全面:白色・透 明釉 文様:鮮やかな コバルトの発色
なし
蓋・身ともに外面に瓢 箪と蔓の文様。青色 の濃淡を利用した2色 で表現している。
墓室
第16表 47号墓 出土陶磁器観察一覧表(2)
図番号 出土地点 器形 残存部位 口径 器高 底径 施釉 釉色・色調 貫入 文様等 備考
第20 図1
墓室 皿 完形 12.7 2.7 7.0
全体に透明釉を施 釉。畳付は露胎。
全体:白色 文様:濃い青色
なし
内面に銅板転写によ る梅文。見込中心に は梅の実を描く。
第20 図2
墓室 皿 ほぼ完形 13.0 2.8 7.0
全体に透明釉を施 釉。畳付は露胎。
全体:白色 文様:緑・紫
なし
内面に銅板転写で、
渦巻文による区画と葉 文を施したのち、紫の 顔料で花と「福」の字 を描く。
第20 図3
墓室 皿 完形 13.0 2.6 7.0
全体に透明釉を施 す。畳付は露胎。
全体:白色 文様:青色
なし
銅板転写による梅文と 七宝繋ぎ文を交互に 配する。青色の濃淡を 使い梅の花枝と背景 を描き分ける。
第20 図4
墓室 皿
口縁部か ら底部
12.9 3.1 7.8
コバルトでの型絵染 付後、全体に透明釉 を掛ける。畳付は露 胎。
全体:白色 文様:鮮やかな 色調のコバルト
なし
外面の2ヵ所に草花 文。内面は点描により 楕円状の窓を3つ作 り、中に各々松・竹・梅 を描く。見込には松竹 梅文。
第20 図5
墓室 皿 完形 11.5 2.6 5.9
全体に透明釉を施 釉。畳付は露胎。
全体:白色 文様:青色
なし
内面に楼閣山水文。
「道航泉水/板橋楓林 /翠竹蘭佼」の景色を 描いたものと思われ る。
第20 図6
墓室 皿 完形 12.5 2.6 7.4
全体に透明釉を施 釉。畳付は露胎。
全体:白色 文様:濃い青色
なし
内面口縁部に銅板転 写による入子菱形文、
見込には花文と入子 菱形文。所々で文様 が抜ける。
第21 図1
墓室 皿 完形 10.8 2.3 6.4
全体に透明釉を施 釉。畳付は露胎。
全体:白色 文様:墨・赤 色・金色
なし
内面に手書きによる 鶴と山野が描かれる。
外面は無文。
高台に目砂あり
第21 図2
墓室 皿 完形 11.0 2.4 6.3
全体に透明釉を施 釉。畳付は露胎。
全面:白色 文様:緑色
なし
内面に銅板転写によ る鶴亀文と松を配す る。外面は無文。
第21 図3
墓室 皿 完形 10.8 2.3 6.0
全体に透明釉を施 す。畳付は露胎。
全体:白色 文様:青色・黄 色・うすい桃 色・黒色
なし
内面に鶴・梅・牡丹を 描く。筆書きで輪郭を 描いたのち、花芯を黄 色・牡丹花弁を青・葉 を緑・梅花弁を桃色に 着色。
第21 図4
墓室 皿 完形 11.0 2.5 6.1
全体に透明釉を施 す。畳付は露胎。
全体:白色 文様:うすい桃 色・黒色・緑色
なし
内面に梅文。筆により 枝を描き、花弁と蕾を 薄桃色で着色。中央 の枝の間に扇を描く。
扇面は緑に着色。
壺
(蓋)
完形 9.3 2.8 5.7 壺
(身)
口縁部か ら底部
8.5 14.4 8.3 第21
図5
内外面に緑釉を施 す。畳付および高台 外面の一部が露胎。
全体:暗緑色 なし なし
沖縄産施釉陶器/四 耳壷/アンダガーミ/
高台に目砂 墓室
EL=100.000m
EL=99.000m EL=101.000m
EL=100.000m
EL=99.000m EL=101.000m
第22図 48号墓 遺構図
0 2m
A’A
A’ A
B B’
B B’
X=26708.000 Y=23191.000
X=26708.000 Y=23195.000
X=26704.000 Y=23193.000 X=26710.000
Y=23193.000
第 22 図 48 号墓 遺構図
第17表 48号墓 出土陶磁器観察一覧表
単位:㎝
図番号 出土 地点
器形 残存部位 口径 器高 底径 施釉 釉色・色調 貫入 文様等 備考
第23 図1
墓室 碗 完形 13.0 6.0 4.8
コバルトでの型絵染 付後、全体に透明釉 を掛ける。見込には 目痕。畳付は露胎。
全体:青みが かった白色 文様:鮮やかな 色調のコバルト
なし
外面は点描でひし形の窓 を作り、中に花文。内面 は口縁部に点描で逆三 角形を配する。見込には 花文。
スンカンマカイ/砥部 産/大正~昭和/底部 に印なし。内面口縁 部に焼成時に釉が押 しつぶされた痕を残 す。
第23 図2
墓室 碗
口縁部か ら底部
13.6 5.8 4.8
コバルトでの型絵染 付後、全体に透明釉 を掛ける。見込には 目痕。畳付は露胎。
全体:青みが かった白色 文様:くすんだ 発色のコバルト
なし
外面は点描を全体に描く 中に、松竹梅文と3ヵ所の 鶴。内面は口縁に沿って 点描と松竹梅文を、見込 に松竹梅文を配する。
スンカンマカイ/砥部 産/大正~昭和/底部 に印なし
第23 図3
墓室 碗 完形 11.2 5.05 4.1
全体に透明釉を施 釉。畳付は露胎。
全体:白色 文様:緑色
なし
外面の口縁部直下に二 条の圏線。
美濃産。底部に「岐 1075」の統制番号を 緑釉で押印。国民食 器。
S=1/2 5cm 0
MK13 前原 № 037 MK13 前原 № 039
1
3
4 2
部産・1点は美濃産の碗であり、詳細は観察表の記載を参照いただきたい。
第23図4は金属製の簪である。頭部が匙状の形態であることから、女性用のジーファーであ ると考えられる。頭部の匙形は左右非対称で、竿部が湾曲するなど、全体的に歪みが生じている。
表面には光沢がみられ、全体の色調は白色を呈していることからアルミ製ではないかと推測され る。首部と竿部の断面形は六角形であるが、各辺の長さはそれぞれ異なる。また、首部と竿部の 境目は不明瞭である。長さ 11.7 ㎝、幅約 3.0 ~ 4.5 ㎜。